相談したいことがあったり、カウンセリングを受けてみたいと思っても、予約が必要ですぐには話を聞いてもらえないことが多いですよね。
また、人と顔を合わせて話すのが苦手な人にとって、カウンセリングはハードルが高く感じるかもしれません。
そんな人にオススメなのが、SNSカウンセリングです。
この記事では
を臨床心理士のあたるが紹介していきます。
SNSカウンセリングが自分に合うか分かるよ
SNSカウンセリングは、LINEやチャットで相談できる
SNSって具体的に何を使うの?
友達とメッセージのやりとりをするときに使うLINE。
そのLINEのように、スマホで気軽に相談できるのが、SNSカウンセリングです。
LINEを使っている団体もあれば、独自のチャット機能を使っている団体もあります。
ネット上で文字を使ってやりとりするんだね
カウンセリングというと、面と向かって1対1でお話するのをイメージしますよね。
でもそれが、文字で相談できるとなると、顔を見られないし、声も聞かれない。
どこの誰だか分からないから、自分のことを話すハードルが低くなって、相談しやすくなります。
Xにつぶやくくらいの感覚で、相談できてしまいそうですね。
SNSカウンセリングのメリット
SNSで相談することのメリットは、次のようなものがあります。
それぞれ詳しくみてみましょう。
対面で話さずに相談できる
人の目を見て話すのが苦手な人や、見られていると緊張してしまう人は、対面で話すことに抵抗を感じるかもしれません。
でもSNSカウンセリングは、チャットで相談できるので、面と向かって人と話すのが苦手な人にとっては、負担が軽くなりそうですね。
喋るより、文字にするのが得意な人に向いている
考えていることを言葉にして話すのと、文字に起こすのでは、違いますよね。
喋るのは苦手だけど、文字として打つことならできそう…
そんな人には、SNSカウンセリングで相談してみるのもよさそうです。
考えながら文字にできるのはいいよね
相談室まで出向かなくてよい
何かを相談したいとき、相談機関まで足を運ばなくてはいけないこともよくありますよね。
でも、SNSカウンセリングは、オンラインで相談できます。
つまり、相談室まで時間とお金をかけて行く必要がないんです。
予約せずに相談できることが多い
カウンセリングや相談は、予約制をとっていることがほとんどです。
でもSNSカウンセリングは、相談時間帯であれば、予約せずに相談できます。
「今話を聞いてほしい!」というときにピッタリですね。
ただ、予約制のSNSカウンセリングもあるので、注意が必要です。
文字として残るので、あとで見返すことができる
相談した内容や、相談員からもらった言葉を見返すことができるのも、SNSカウンセリングならではのことです。
対面や電話のやりとりだと、すぐに忘れてしまうかもしれないけど、チャットなら文字として残っています。
そのため、やりとりを振り返り、相談員からの情報や助言を見返して、活用することができます。
いざリアルで相談するときにも使えるよ
SNSカウンセリングのデメリット
SNSでの相談、メリットもたくさんありますが、デメリットがないわけではありません。
それぞれ詳しくみてみましょう。
表情や声のトーンを使って伝えることができない
対面で話すときには、表情や声のトーンで伝えようとすることもあるでしょう。
でも、SNSカウンセリングは文字だけのやりとり。
表情や声のトーンは届きません。
なので、普段ならわざわざ言葉にしないことも、文字にして伝える必要がでてきます。
暗い声も文字にすると分からないからね…
相談員の見た目が分からない
文字の向こうの相談員が、おじさんなのか、おねえさんなのかは、知ることができません。
顔が見えて、自分が今どんな人と話をしているか分かることで、安心できることもありますよね。
とはいえ、相談員はどんな人でも真剣に話を聞いてくれます。
日常がカウンセリングを邪魔することもある
例えば、自分の部屋からSNSを使って相談しているときに、夕食の時間で親に呼ばれたら、話の途中で相談を中断しないといけないかもしれません。
相談室でのカウンセリングは、日常と切り離された空間で行われるので、カウンセリングの時間は相談に集中できます。
でも、SNSはどこからでも相談できる反面、日常生活に邪魔されてしまうこともあります。
予約制ではないことが多い
予約制でないことは、メリットでもあり、デメリットでもあります。
「今相談したい!」と思っても、相談したい人がたくさんいると、相談できないこともあります。
『あなたのための時間』として確約されていないのです。
ただ、前述したとおり、予約制のSNSカウンセリングもあるので、安心してくださいね。
無料で相談できる、若者向けのSNS相談窓口
具体的なSNSカウンセリングの窓口は?
SNSカウンセリングを受けてみたいなと思った人は、次のような窓口で相談してみてください。
ここでは、3つの若者向けの窓口を紹介します。
厚生労働省が一覧でまとめている窓口ですので、安心して相談できますよ。
チャイルドライン
チャイルドラインは、18歳までの子どもが利用できます。
チャットでの相談ができる日が決まっているので、カレンダーで確認が必要です。
相談できる時間は、午後4時~午後9時です。
BONDプロジェクト
BONDプロジェクトは、10代20代の女性のための相談窓口です。
女性スタッフが相談にのってくれます。
LINE相談は、月、水、木、金、土曜の午前10時~午後10時です。
若草プロジェクト
若草プロジェクトは、10代20代の女性のための相談窓口です。
LINEやメールで相談できます。
相談日時の案内は、LINEの友達追加をすると送られてきますが、24時間対応ではありません。
また、相談時間は1回30分です。
まとめ:予約不要、文字相談ならSNSカウンセリング
SNSカウンセリングは、LINEのように気軽に、「今相談したい!」というときに利用できます。
無料ですし、顔も見えないですので、相談室に足を運ぶ勇気が出ない人は、ひとまずSNSで相談してみてはいかがでしょうか。
もし、SNSカウンセリングで相談することに抵抗があるのであれば、当ブログの筆者が運営する「バーチャル談話室」に遊びに来てみてください。
バーチャル談話室は、「cluster」というアプリ内に作られた、メタバース上の談話室です。
予約不要で、やりとりはボイスチャットでもテキストチャットでも可能です。
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