心理カウンセリングって値段が高いですよね。
カウンセリングを受けたいけどお小遣いが足りない…
専門家に話を聞いてもらいたいのにお金がなくて無理…
と、なかなか相談できず、行き詰まってしまいます。
高いお金は出せないけど、カウンセリングを受けてみたいのであれば、大学に附属している心理相談室を利用するという方法があります。
この記事は
- 有料カウンセリングを受けてみたいけどお金がない
- もうちょっと安くカウンセリングが受けられるなら受けてみたい
と思っている人のために
を臨床心理士のあたるが分かりやすく説明します。
大学附属心理相談室のリアルが分かるよ
有料カウンセリングの相場は1万円前後
カウンセリングってなんでそんなに高いの?
高いなりに狙いがあるんだよ
民間のカウンセリングルームは、1回50分程度の心理面接で1万円前後の費用がかかります。
これは、保険が効かないからという理由もありますが、値段を高く設定することで、その50分間を特別な時間にしようとする狙いもあります。
この50分に1万円の価値があると思うと、その時間は自分の問題にしっかり向き合おうという気持ちになりませんか?
ただ、安いカウンセリングルームに通っているからといって、問題に向き合おうとする意識が低いわけではありません。
人によってカウンセリングにかけられる金額やその感覚は違って当然なのです。
カウンセリングを安く受けたいなら、大学附属の心理相談室がオススメ
カウンセリング受けてみたいけどお金がな…
安さを求めるなら大学附属の相談室がオススメだよ
カウンセリングに興味はあるけど、1万円もかけられないという方は、料金が低めに設定されている大学附属のカウンセリングルームを検討してみてはいかがでしょう?
1回のカウンセリングが3千円前後で受けられる
大学附属のカウンセリングルームは、1回50分程度のカウンセリングが2,000円~4,000円で受けられます。
週1回、継続的に通うことを考えると、少しでも安くカウンセリングを受けられると助かりますよね。
大学附属の心理相談室の一覧
特定非営利活動法人コミュニティ総合カウンセリング協会のサイトで、大学等が運営する心理相談として、大学附属の心理相談室をまとめています。
都道府県ごとに検索できますので、自分の住んでいる場所の近くにあるか、見てみてください。
大学附属相談室は、カウンセラーが学生だから安い
なんで安いの?
学生が話を聴いてくれるから安いんだ
大学附属の心理相談室で安くカウンセリングが受けられるのには、理由があります。
それは、実習の一環として学生が相談を担当することがあるからです。
臨床心理士、公認心理師の卵なので、まだ資格は持っておらず、勉強中の学生です。
見習いカウンセラーだと心配になるかもしれませんが、学生たちはカウンセリングについて大学の先生に指導を受けながら、真剣にカウンセリングを行っています。
また、大学附属のカウンセリングルームでは、臨床心理士や公認心理師の資格を持っている非常勤相談員や、大学の先生も相談を担当します。
若い学生相手の方が話しやすいこともあるかもしれないし、大学の先生は教える立場だから新しい知識や技術もしっかり持っています。
そのため、過剰に心配する必要はありません。
大学附属の心理相談室で実習をした体験談
学生時代の話を少しするね
私が通っていた大学院も附属の心理相談室がありました。
そして、実習として私も数人の子の相談を担当していました。
親子で来所された方のお子さんの担当です。
親御さんの相談は、臨床心理士の資格を持った相談員が担当していました。
また、大学の先生が相談を担当するケースもありました。
学生だった私は、相談の様子を録画・録音で記録し、それを見ながら先生から指導を受けていました。
もちろん相談者の方に録画や録音の許可はとりますし、私たちの関わり方がどうかについての指導を受けるので、相談する皆さんが気にする必要はありません。
学生の立場からすると相談実習は、先生からの厳しい指導も多いので正直しんどいです。
でも、見習い中だからこそ、子どもと一緒に成長したり、変わっていったりする感じがあって、臨床心理士として働いている今とは、また違った効果があったのではないかと思います。
まとめ:大学附属の心理相談室なら、安く安全に相談できる
大学附属の心理相談室は、学生が実習の一環で相談を担当することがあるため、料金が低く設定されています。
でも、学生はしっかり指導を受けて相談に臨んでいますし、大学の先生が相談を担当する場合もあります。
値段がネックでカウンセリングを躊躇しているのであれば、大学附属の心理相談室を検討してみるのもいいかもしれません。
無料で相談したいという人は、こちらの記事で紹介している方法で、相談窓口を探してみてください▼
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